登場人物

久保田
主人公

久保田

かなえに想いを寄せる少年。かなえに告白するも「ごめん、彼氏いる」とフラれてしまう。

かなえ
ヒロイン

かなえ

明るく人懐っこい久保田の友人。康太と交際しており、すでに深い仲。

康太
かなえの彼氏

康太

かなえと親密な恋人関係にある少年。親の帰りが遅い日は自宅でかなえと濃密なセックスに興じている。

ひさご

好きな女の子に告白し、「同じ部活に付き合っている彼氏がいる」とフラれた少年「久保田」。

けれど彼女「かなえ」は、二人の関係が気まずくならないように優しく断ってくれた。明日からは夏休み。新学期になれば、また今までどおり仲のいい友達でいられる――。

そんな小さな希望を残している少年を見た時点で、僕はもうダメでした……。

これはNTRではありません。厳密には、BSSですらないのかもしれない。彼女は誰も裏切っていないし、少年から何かを奪ったわけでもない。

ただ、彼が今日の告白と彼女の言葉を一人で何度も思い返しているその頃、彼女の心も時間も、すでに彼氏のもとにある。

誰も悪くない。何も奪われていない。それなのに、好きな人の恋愛の中には、自分の居場所など最初からなかった――。

そんな逃げ場のない失恋が、僕の性癖のど真ん中を容赦なく抉ってくる作品です。

必見!脳が破壊されPoint!

ひさご

ラストシーンは、最初の場面で振られた後、いっさい出ていなかった「少年:久保田」と「女の子:かなえ」の夏休み明けの学校での再会シーンで終わります。

「これからも友達で…」それを意識してなのか、何事もなかったように挨拶してくる「かなえ」。

「オススメされたアニメを観た」なんて言われたら、これからも仲良くやっていけると「久保田」は期待するだろうな…。

しかし彼はきっと、彼女にとって「話しやすい友達」止まりなんだと予感させる、残酷なラストです。

二次エロ漫画談議

ひさご

この作品、NTRではないんです。彼女はもともと彼氏持ちで、告白した少年を裏切ったわけでも、誰かに奪われたわけでもない。

厳密にはBSSですらないはずなのに、どうしてこんなにも僕の脳は破壊されるのでしょうか……。

開花-kaika-

えーっ、でもヒロインの女の子、彼氏さんのことすっごく大好きなんだね!💕 好きな人とえっちできて、あんなに幸せそうで気持ちよさそうな顔してるの、とってもカワイイし純愛で最高じゃない!?

”先生”

ふむ。開花くんの言う通り、ヒロインとその彼氏の視点に立てば、これはただの『美しく初々しい純愛セックス』に過ぎない。しかし、この作品の文学的な凄みは、『フラれたモブ男』の視点から読者を一切逃がさない点にある。
読者が最初に置かれるのは、失恋した少年の視点だからだろう。
そして、少年の痛みを抱えたまま、彼女と恋人の幸福を見せられる。物語は彼女たちのもとへ移っても、読者の心だけが少年の側に取り残されるのだ。

ひさご

そうなんです! 僕のことなんて全く思い浮かべもせず、送ったメッセージの着信さえも気にかけられず、その裏で彼氏と濃密なセックスに没頭し続けている……。この圧倒的な『無関心』! 僕なんて彼女の人生のただの背景でしかないっていう惨めさがリアルすぎて……ッ!…

”先生”

光(陽)が眩しければ眩しいほど、影(陰)はより濃く深くなる。青春の持つ残酷なコントラストと、孤独な人間の心の機微を見事に描き切ったこの作品は、まさに文学と言えよう。

→本編はこちら

ひさご 今日の一コマ 

〜 僕が好きな人との何気ない会話を、何度も思い返している頃 〜

今日は職場の同僚「同期ちゃん」が、お気に入りのアニメキャラのマグカップを自慢してきた。
会話が弾み、その距離の近さに、「きっと彼女も僕のことが好きなはず」と、僕は今夜も勘違いと恋心を募らせる……。

けれど、僕が今日の会話を何度も思い返して恋焦がれているその頃、新婚の同期ちゃんと夫の同期くんは、夫婦だけの濃密な愛の夜を過ごしているのだ……。

→今回の紹介作品はこちら

ABOUT ME
ひさご
”ひさご”です。 狂おしいほど大好きなあの人は、今夜も旦那と抱き合って寝ている…。 日々、脳が破壊されている毎日です。